サイトの表示速度とサイトの離脱について

サイトの表示速度の記事のサムネ

サイトの表示速度が遅いと感じたことはありませんか?
例えば、ちょっと調べたいことがあるだけなのに、なかなかサイトが表示されない・・・
そんなとき、もしかしたらそのページから離れ、別の似たようなサイトを閲覧しにいく、なんて体験をしたことがあるかも知れませんね。
せっかく訪問してくれたのに、サイトの表示速度が原因で離脱者が出るのは非常にもったいないことです。その表示速度は多少の改善で解決できるかも知れませんし、トップページにある派手な動画を別のものに置き換えるだけで解決できることかも知れません。

今回はサイトの表示速度と訪問者の離脱について、原因や影響、改善策などを解説します。

目次

サイトの表示速度とは

サイトの表示速度とは、ウェブページの読み込みが完了するまでにかかる時間のことです。一般的に、ウェブページの読み込みが完了するまでには、画像、スタイルシート、JavaScriptファイルなど多数のファイルがダウンロードされるため、その読み込み時間が短いほどユーザーの待ち時間が減ります。

サイトの表示速度が重要な理由

サイトの表示速度は、ユーザーの満足度に大きく作用します。表示速度が遅いと、ユーザーは待ち時間が長くストレスを感じ、ウェブサイトを離れる可能性が高くなります。実際、Googleはサイトの表示速度をランキングの1つの要因として考慮しており、表示速度が遅いサイトはランキングが下がり、検索結果で表示される順位が低くなる可能性があります。

また、ユーザーがサイトを離脱することによって、コンバージョン率の低下や売上の損失などの影響も出る可能性があります。したがって、サイトの表示速度を改善することは、ウェブサイトの成功につながる重要な要素の1つです。

サイトの表示速度が遅くなる原因

サイトの表示速度が遅くなる原因は様々ですが、代表的なものを以下に紹介します。

画像の大きさが大きい

画像が大きいと、ダウンロードに時間がかかり、表示速度が低下します。最適な画像サイズにすることで、画像のダウンロード速度を向上させることができます。近年のサイトはインパクトを持たせるため、ページ内の各所に画像を配置したものがありますが、それらの画像が最適化されていないと読み込みに時間がかかり、結果的にページの表示にストレスが伴うことになります。

ホスティングサーバーの性能が低い

ホスティングサーバーの性能が低い場合、サイトの表示速度が低下することがあります。高速なホスティングサービスを利用することで、表示速度を向上させることができます。表示速度が遅い場合、利用しているホスティングサーバーが持つスペックの見直しをし、高性能なものに切り替えることも必要です。

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Xsever公式サイト:https://www.xserver.ne.jp/

不要なJavaScriptやCSS

不要なJavaScriptやCSSの読み込みがあると、ウェブページの読み込みに時間がかかり、表示速度が低下します。必要なものだけを読み込むようにすることで、表示速度を向上させることができます。現在、主流になっているWordPressのテーマにもこれらの記述があり、不要な記述を削除することで表示速度が改善されることがあります。

CDNを使用していない

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)とは、インターネットコンテンツを高速配信するために相互接続されたサーバーのネットワークを指し、これを利用することで、コンテンツの配信時間を短縮し、サイトの表示速度を高速化することができます。

キャッシュの設定が適切でない

ウェブブラウザにキャッシュを保存することで、再読み込み時にファイルをダウンロードしなくても良くなり、表示速度を向上させることができます。キャッシュの設定が適切でない場合は、表示速度が低下することがあります。

サイトの表示速度を改善するための方法

サイトの表示速度を向上させるためには、以下のような方法があります。

画像の最適化

画像のサイズを最適化することで、画像のダウンロード速度を向上させることができます。また、WebPやJPEG2000などの新しい画像フォーマットを使用することで、画像の圧縮率を高めることができます。

ホスティングサーバーの変更

高速なホスティングサービスを利用することで、サイトの表示速度を向上させることができます。

不要なJavaScriptやCSSの削除

不要なJavaScriptやCSSを削除することで、ウェブページの読み込み速度を向上させることができます。

CDNの導入:CDNを使用することで、コンテンツの配信時間を短縮し、サイトの表示速度を高速化することができます。

キャッシュの設定:ウェブブラウザにキャッシュを保存することで、再読み込み時にファイルをダウンロードしなくても良くなり、表示速度を向上させることができます。

以上の方法を組み合わせることで、サイトの表示速度を向上させることができます。

訪問者の離脱を防止するための方法

訪問者の離脱について

訪問者の離脱とは、ウェブサイトに訪れたユーザーがウェブサイトを離れることを指します。訪問者の離脱は、ウェブサイトのコンテンツが不十分である場合や、サイトの表示速度が遅い場合など、さまざまな原因が考えられます。訪問者が離脱すると、コンバージョン率が低下し、ビジネスに悪影響を与える可能性があります。

訪問者の離脱を防止するためには、主に以下のような方法があります。

ウェブサイトのコンテンツを充実させる

ウェブサイトのコンテンツが充実していると、訪問者は興味を持ち、滞在時間が長くなるため、離脱率を下げることができます。以前、記事にもしましたが、ホームページは更新も重要な要素です。常に最新情報が表示され、コンテンツも充実したサイトであれば離脱率の増加を抑止することが可能です。

関連記事:ホームページ更新の重要性について

ウェブサイトの表示速度を向上させる

ウェブサイトの表示速度が遅い場合、訪問者はイライラして離脱してしまう可能性があります。上記で述べたような方法を使用して、ウェブサイトの表示速度を向上させることが重要です。

レスポンシブデザインを採用する

モバイルデバイスからのアクセスが増加しているため、ウェブサイトはレスポンシブデザインを採用することが重要です。レスポンシブデザインを採用することで、ユーザーはすべてのデバイスでウェブサイトを見ることができるため、離脱率を下げることができます。パソコンでは正常に表示できたのに、スマートフォンで閲覧した際に改行箇所に違和感があったり、画像の端が切れてしまったりする場合があります。通常、サイトはパソコンで作成され、閲覧はスマートフォンが主流のため、その点では少し手間ではありますが、どのデバイスで閲覧してもレイアウトが大幅に崩れないような仕組みを作ることが大切です。

ページデザインを改善する

ページデザインがわかりにくい場合、訪問者はすぐに離脱してしまう可能性があります。ページデザインを改善することで、訪問者がすばやく情報を見つけることができるようにすることが重要です。

関連記事:ユーザーファーストなホームページについての考察

以上の方法を使用して、訪問者の離脱率を下げることができます。訪問者がウェブサイトに長時間滞在し、コンバージョン率が向上するように、常にウェブサイトの改善に取り組むことが重要です。

まとめ

ウェブサイトの表示速度は、訪問者の離脱率に大きな影響を与えます。ウェブサイトの表示速度を向上させることで、訪問者の離脱率を下げ、ビジネスにポジティブな影響を与えることができます。訪問者の離脱率を下げるためには、ウェブサイトのコンテンツを充実させ、レスポンシブデザインを採用し、ページデザインを改善することも重要です。常にウェブ適切な画像圧縮を選択することも、サイトの表示速度に影響します。画像は、一般的にサイトで使用されるファイルサイズの大きいコンテンツの1つであり、ユーザーがサイトを訪問する際にダウンロードする必要があるため、表示速度に影響を与える可能性があります。画像を適切に圧縮、軽量化することで、ファイルサイズを小さくすることができ、画像の品質を損なうことなく、ページ読み込み速度を改善できます。適切な画像圧縮方法には、WebP、JPEG、PNGなどがあります。

画像の縮小はオンラインサービスが提供されていますが、情報漏洩等の懸念がある場合、ローカルで圧縮するツールもあります。

画像サイズ圧縮ツール
ストレスなく手軽に画像が圧縮できるツール「縮小革命」

また、サイトの表示速度を改善するためには、ブラウザキャッシュを有効にすることも重要です。ブラウザキャッシュを有効にすると、ユーザーが再度訪問した際に、既にダウンロードしたコンテンツを再度ダウンロードする必要がなく、ページ読み込み速度が向上します。

最後に、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を使用することも、サイトの表示速度を改善する方法の1つです。CDNは、世界中に分散されたサーバーを使用して、コンテンツを配信することができます。これにより、ユーザーがサイトにアクセスする際に、最も近いサーバーからコンテンツをダウンロードすることができ、ページ読み込み速度が向上します。

サイトの表示速度は、訪問者の離脱率に直接影響を与える重要な要素です。表示速度を改善するためには、画像圧縮、ブラウザキャッシュの有効化、CDNの使用などの方法を活用することができます。これらの対策を行うことで、ユーザーのストレスを軽減し、離脱率を低くすることでサイトの成果に繋げることができます。

今回はここまでです。

また別の記事でお会いしましょう。

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この記事を書いた人

銀行員時代に支店長に言われた「何でもできる奴は何もできない奴」を絵に描いたような性格。知財検定、危険物、電気工事士などの資格を取得し、料理、カメラ、ブログ作成、動画編集と、思い立ったものは何でも趣味でやっています(笑)

コメント

コメント一覧 (5件)

  • […] 1・ユーザーエクスペリエンスの向上: ページの読み込み速度が速いと、ユーザーは快適なブラウジング体験を得ることができます。待ち時間が少なく、スムーズな操作ができるため、ユーザーの満足度が向上します。2・SEOの向上: Googleはウェブページのパフォーマンスをランキングの要素の一つとして考慮しています。高速で使いやすいウェブページは、検索エンジンのクローラーによっても評価されやすくなり、検索結果での表示順位が上がる可能性があります。3・ユーザーの滞在時間の延長: ページの読み込み速度が速いと、ユーザーはより長い時間をウェブサイト上で過ごす傾向があります。スムーズな操作や素早い情報の閲覧ができるため、興味を持ったユーザーが離脱せずにサイト内での滞在時間が延びることがあります。関連記事: サイトの表示速度とサイトの離脱について4・モバイルフレンドリーなサイトへの対応: ページスピードはモバイルデバイスの利用者にとっても重要な要素です。モバイルフレンドリーなサイトであることは、ユーザーエクスペリエンスとSEOの両方において有利です。スマートフォンやタブレットからのアクセスを増やすためにも、パフォーマンスの最適化は欠かせません。 […]

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