SEO対策を行う上で、狙っているワードがどれくらいの月間検索ボリュームがあるかを事前に調査することは非常に重要です。なぜなら、そのワードが全然検索されていないワードだった場合、それをキーワードにしても意味がないことになります。また、狙っているワードの検索ボリュームが大きすぎても、それに伴って競合も増えることから、別のワードに切り替えた方が良い場合もあります。
では、どれくらいの検索ボリュームのワードを狙うべきなのでしょうか。
これは企業の規模だったり、制作する記事の数や質などによって変わってきます。一般的な話で言うと、以下で指すスモールワードかミドルワードをターゲットにすると良いです。
スモールワード
スモールワードは、検索ボリュームが比較的少ないキーワードです。目安としては、月間検索ボリュームが1,000未満を対象にしています。一般的には2ワードから4ワード程度で構成されており、特定のトピックやキーワードに関連した具体的な検索クエリを表します。スモールワードは直接的なニーズを持つユーザーをターゲットにします。重要度は比較的低いと言えますが、スモールワードを上手に活用することで、特定のニッチな市場や競合の少ない領域での集中的なターゲティングが可能となります。
ミドルワード
ミドルワードは、スモールワードとビッグワードの中間に位置するキーワードです。目安としては、月間検索ボリュームが1,000~5,000程度を対象にしています。一般的には2〜4ワードで構成され、より具体的なトピックやニーズを表現します。ミドルワードはより具体的な検索クエリに対応し、特定のカテゴリや製品に関連するキーワードとして活用されます。重要度はスモールワードよりも高く、ユーザーの意図に対してより適切な情報を提供することが求められます。
ビッグワード
ビッグワードは、検索ボリュームが非常に高いキーワードで、一般的なトピックや広範な検索クエリを表現します。これは一般的には単一の、もしくは複数のワードから成り立ち、幅広い関心や需要を持つユーザーをターゲットにします。ビッグワードは競争が激しく、上位ランキングを獲得するためには高い競争力と包括的なコンテンツ戦略が必要となります。重要度は非常に高く、ビッグワードに関連する検索トラフィックを獲得することは、サイトの知名度やビジビリティを向上させるうえで重要な要素となります。
まとめ
スモールワード、ミドルワード、ビッグワードはそれぞれ異なる検索ボリュームと重要度を持っています。スモールワードはニッチな市場や特定の需要に対応し、ミドルワードはより具体的なニーズに対応し、ビッグワードは広範な関心や需要に対応します。適切なキーワード戦略を策定し、それぞれのワードをバランス良く活用することで、より幅広いユーザー層にアプローチすることができます。
しかしながら、冒頭で述べたように、ビッグワードで検索上位を狙うのはかなりの労力と時間、スキルが必要になります。なぜなら、そのワードは自社だけではなく、大手企業やブロガーなど、その道のプロフェッショナルが狙う可能性が高いからです。そこに対する労力をつぎ込むよりも、スモールワード、ミドルワードで検索上位にヒットさせ、ビッグワードを狙っていくスタイルを推奨します。
関連記事:ターゲットワードの重要性

それでは、今回はここまでです。
また別の記事でお会いしましょう。
コメント